Q 3.貴方にとって「仕事とは」「現場監督の魅力とは」
この仕事の魅力を一言で伝えるのは難しいですが、印象に残る出来事は多々あります。一つは、等々力アリーナの工事を4社JVで行ったときのことです。60mぐらいの屋根鉄骨トラスの最終設置工程で、ジャッキダウン工法による取り付けの際、私は支柱の見張り役でした。繊細且つ慎重な動きが求められる中、関係者全員の呼吸を合わせ、無事に取り付けが完了した瞬間の感動は未だに脳裏に焼き付いています。その他には、地域密着企業として地元の方々の賃貸マンションも数多く手掛けてきましたが、施工期間中は、オーナーの方を交え、工程や安全そして品質面の管理に神経を研ぎ澄ます日々が続きます。様々な課題をクリアし、建物が完成した際、オーナーさんより「ありがとうございました。」と言われた瞬間、それまでの苦労や疲れは消えてしまうようなうれしさ、充実感があります。この感覚は公共工事、法人案件では中々味わえない醍醐味と感じています。