Q 3.貴方にとって「仕事とは」「設計士の魅力とは」
私の場合、設計士となってからも「建物の設計=仕事」という意識がありませんでした。子どもの頃より模型を作ることが好きで、大人になってから始めた設計も「自分の描いた絵が建物へと変わり街に残っていく…」というプロセスが幼少期の経験とオーバーラップし、数々の苦労よりも面白さをメインに感じているからかもしれません。
設計士という仕事を始め、何年たっても変わらず印象に残るポイントがあります。
自分がデザインし提案した建築物がお客様に気に入られて、実際に建築しようと決めて頂く時はとても嬉しいものです。また、建物が出来上がり、工事中に建築の外部を取り囲む足場を解体する日は、建築の姿が徐々に現れどの建築でも本当に嬉しい一日となります。
これは私だけでなく、工事関係者全員が同じ気 持ちではないかと思います。一方で、何年に亘り関わってきた建築物をお客様にお引渡しする日は少々寂しい気持ちにもなります。
しかし、お客さまや建築物を使ってくれる人たちに喜んで頂けると「良かった。」達成感に変わっていくのもこの仕事の魅力です。